軽い気持ちで受けた検診。突然の告知。
その頃、私たちは本当に家庭も仕事も共に順調にいっていました。
長男も誕生し、毎日が幸せでした。
ある人に、「あなたは幸せだしいいやん。」と言われ、「そうやなぁ。私は幸せやなぁ。」と
何の疑問もなく思っていました。
長男(4ヶ月)の初節句も終わり初夏を感じる季節でした。
主人が風邪のような症状があまりにも続くので、病院に。
とりあえず検査入院をすることになり、「去年1年は人間ドックも行ってないし、
いい機会やから全部調べてもらおう」
なんて言ってました。
そして6月に検査結果が出ました。
主治医の先生から直接説明があるとの事でした。
主人が「先生が大丈夫って言ってたわ」と。
2人ともかるーい気持ちで談話室へ行きました。
しかし、そこで二人に下されたのは、「ガン」という2文字。
「肺ガン」それも肝臓に転移していて末期だと。
「は?もう?えっ?・・・・・・何それ・・・・・・」
訳がわかりませんでした。目の前にいる主人はこんなに元気やのに・・・
そんな事、急に言われても何がなんだか・・・まったく理解できませんでした。
・・ただただ、涙だけは止め処なくこみ上げてきました。
主治医の先生は、主人の仕事上の立場や性格、これからの治療の事を考え、
ハッキリ伝えた方が良いとの判断でした。