寝屋川市K様邸 塗り壁工事その2
内装仕上げ工事の続きとして、今回は塗り壁(左官)工事を紹介します。もとが土壁(※)のお家なので、新しく壁を作ったところと元からある壁で仕上がり色が異ならないよう、下地処理が必要になりました。
そしていよいよ珪藻土の出番です。粉末状のを水に入れ…
ハンドミキサーでよ〜く練り混ぜます。泡立て器でクリーム泡立てるのにちょっと似てますが、空気を含ませたくない所が違います。念入りに練らないと、仕上がりの色や硬さが均一になってくれませんので、ていねいに。
やっと塗り始めます。暑い時期だったので、途中で乾燥してしまわないよう手早く一面塗り上げます。手がブレてますが写真の都合上なので、手荒く塗っているわけではありません。
ざっと塗り終わったら、厚みを均一にするため、コテでなでつけます(専門的には「押さえる」といいます)。今回は平滑仕上げだけでしたが、1Fの時のようにパターンをつける場合、ここで行います。
雨天や湿度の高い時期だとなかなか乾燥しないのですが、それも珪藻土の吸湿(調湿)性なのです。
※木造の柱の間に竹や木で下地を組み、土を塗り込めてつくる昔ながらの壁。珪藻土などを塗って仕上げようとすると、水分を吸って下地の色や汚れが浮き出したりするので、下地処理を行ってから塗ります。