子育て世代の動線を考えた家・屋内造作中

ky110601.jpg構造体ができ配管類が納まったら、本格的に部屋内を形にしていきます。造作(ぞうさく)といい、完成後の室内が見当つくようになってきます。


アラキ建設フローリングを貼っていきます。床仕上げにも色々ありますが、掃除しやすくダニも発生しにくいなどの理由で、現在ではフローリングのお部屋が多いです。フローリングは部屋の片方から貼り始め、もう一方の側へと順に進めます。人が歩くところなので、踏まれたとき継ぎ目で段差ができないよう、フローリングの端と端には凹と凸の加工(サネ加工と呼びます)があります。それを噛み合わせながら(左はその様子です)貼り進んでいくので、どこからでも貼れる訳ではないのです。
アラキ建設下地の合板に接着剤を塗っておき、サネを噛み合わせて敷き込み、上から特殊な細釘で固定します。釘といってもこのように機械で打ち込みます。なお大工さんは上履きを別に用意して、履き替えてこの作業をします。屋外を歩く靴でフローリングの上を歩いたら、土や砂で傷だらけになってしまいますよね。貼り終わったら、後の作業で傷を付けられないよう、保護シートや薄ベニヤなどで養生します。
アラキ建設これは床ではありませんが、養生の例です。ベランダの出入り口となるサッシや窓枠も、踏まれたり材料を当てられたりする危険性があるので保護しておくのです。
アラキ建設玄関の天井・壁の様子です。壁が合板で貼ってあるのは、後で下駄箱を壁に取りつけるためです。重いもの・力のかかるものを取りつける場所は何らかの形でその備えが必要になります。
アラキ建設1階トイレの様子です。階段の下に位置するため、階段が食い込むような形になっています。手前右側には、手洗い器兼収納を壁埋め込みで取りつけました。
アラキ建設階段の下になっている事を活かして収納スペースをつけました。この仕様どこかで見たような..と思われた方、「自然素材を使ったこだわりのリフォーム」がそうでした!
アラキ建設洗面所・脱衣室を廊下から見たところで、真ん中に見えているのがお風呂(ユニット式)の入り口ドアです。部屋の入り口部の壁がやけに大きく開いていますが、ここには引き込み戸がつくためです。開きドアであれば開口は小さくてすみますが、廊下に面していて開き戸では具合が悪い(開けたまま作業してると廊下が通りづらい)のです。
アラキ建設これは廊下をはさんで反対側にあるキッチンから洗面室を見た所です(奥側右手からちょっと見えている2色の管は、洗面台のための配管で湯と水の計2本)。このようにキッチンから洗面室まで一直線に配置することで、動線を短縮して家事を合理化できる!というわけです。
アラキ建設キッチン内側からリビング側を見ているところで、対面式キッチンのカウンターとなる所です。ここも吊り戸棚や耐火パネルを取りつける都合上、合板で壁を貼ります。
アラキ建設階段も架かりました。奥側の壁はまだ貼られていないので、柱と柱の間に断熱材の入っている様子が見えています。
アラキ建設居室です。壁・天井にせっこうボードが貼られ、内装仕上げの直前。内装に壁紙を貼るのでしたら、せっこうボードがもっとも無難です。せっこうボードは、せっこうパネルを特殊な紙で包み込んだもので、防火性・断熱性・遮音性があります。
アラキ建設これは壁のボードを貼る前の状態ですが、窓の上にクーラーを取りつける予定なので、重い室内機を支えるため下地の木を入れています。このような事情で、後から「位置を変えてほしい」という事になると困るのです。