子育て世代の動線を考えた家・設備を配管します
部屋の間仕切りや天井の下地となる木組みができてきたら、電気や水道など設備関係の配管・配線を行います。壁や天井のパネルを貼ってしまった後では大変大変、やっかいな事になるからです。
玄関を入った廊下の天井を見上げたところです。完成後は見えなくなりますが天井裏にはたくさんの配線が走っています。
余談になりますが天井には通常、照明ぐらいしかつかない前提なので、下地の木組みも重い物をぶら下げられる強度にはしません。洗濯竿かけとか、天井扇風機(この家にはありませんが)をつけたい場合は後から思いつきでなく、計画の段階で考えておく必要があります。
2階のトイレの床下を1階から見上げた所です。給排水の配管を、壁に隠して1階から送っています。
設備と別の話ですが、2階のベランダです。サッシの下側から雨水を浸入させないため、床から段がつく事になります。もしベランダへの出入りをバリアフリーにしたい場合、図面をひいてもらう以前に伝えておく必要がありますよ!
ベランダは半屋外なので、防水工事が必要です。費用的には高めですが、膜が破れにくく軽い(建物に負担がかからない)ので、FRP防水という工法で行っています。よく見ると床が水平になっていないのは、降り込んだ雨を流すための勾配です。